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Presse-Information

2024年 マーチ 21

InnoTrans 2024: あらゆる分野で革新的に、エコロジカルに、持続可能に

• すべての分野の出展各社が持続可能なソリューションをご紹介
• スイス鉄道:InnoTransで初のカーボンニュートラルに関する国レベルのブースを出展
• メッセ・ベルリン:ドイツ最大級の太陽光パネルシステムをホールの屋根に設置し、気候変動に配慮した冷暖房を目指す
持続可能性は、InnoTransの核となるテーマのひとつです。2024年9月24日から27日に開催される、輸送技術の主要な国際見本市InnoTransでは、出展各社が持続可能なソリューションを紹介します。カーボンニュートラルな輸送から、省資源のインテリア デザイン、再生プラスチックを使用した連結クランプまで、その範囲は多岐にわたります。

シーメンス・モビリティの持続可能なモビリティ・ソリューション

InnoTransでは、シーメンス・モビリティがホール27のブースで、鉄道車両、インフラ、インターモーダル輸送、ターンキー・ソリューション、関連サービスを、ドア・ツー・ドア、また、都市間やあらゆる場所において、乗客と貨物のカーボンニュートラルな輸送を当たり前のものにするために、どのようにお客様をサポートしているかをデモンストレーションします。シーメンス・モビリティは、資源を節約して生産し、エネルギー効率の高い製品を使用し、バッテリーや水素技術による代替エンジンを推進しています。乗客はまた、顧客ライフサイクルマネジメントを通じてシステムの価値を高め、事業の環境フットプリントを削減するというメリットも享受できます。同社は、InnoTrans 2024では、これらのソリューションやその他のソリューションを紹介します。

アルストム:2025年までにすべての新製品を環境対応型に

アルストムは、輸送の際の二酸化炭素排出量を削減するために必要なソリューションの開発を行っています。同社はライフサイクルアプローチを採用し、エコデザインの適用を通じて環境への影響を低減しています。昨年新たに開発されたソリューションの65%が環境に配慮したものであったと言われます。 2025年までに、このライフサイクルアプローチは新製品のすべてに適用される予定です。同社はより効率的なエンジン、よりよい空気力学、最新の運転支援システムの開発など、エネルギー消費を削減するためのイノベーションに注力しています。モビリティをより持続可能なものにするためには、ディーゼルエンジンに代わるソリューションが必要です。同社は、水素車両とバッテリー車両の両方を営業運行させた初めての鉄道会社です。お客様のご要望に応じた幅広い低排出鉄道技術をホール3.2で展示しています。

フォスロ: 軌道システム全体の理解

フォスロは、鉄道インフラにおけるモビリティの変革をリードするために重要なことは、軌道システム全体を深く理解することだとしています。この総合的な視点は、同社のDNAの一部です。 「フォスロは、約140年にわたる実績と将来を見据えたシステムソリューションにより、お客様のインフラを改善し、軌道の可用性を最大化することで、世界規模で持続可能なモビリティの実現に貢献します。」 同社はホール26に出展します。 

シュピツケ :CO2排出量の削減

鉄道インフラ企業のシュピツケは、ホール5.2で持続可能なモビリティの形成を支援し、気候変動目標の達成に貢献しています。環境保護の観点から、同社は電力やディーゼル燃料などの資源の責任ある利用とCO2排出量の削減に力を入れています。また、従業員の安全と健康、若手の育成、社会に対する社会的責任などの社会問題にも取り組んでいます。

ランタール・テキスタイル: 省資源のテキスタイルと床材

インテリアでは、ホール1.1 でランタール・テキスタイルが環境に配慮した製品を出展します。 「デジタルで深染めしたシートカバーや床材、自社生産で出た廃棄物の再利用品に至るまで、原材料、カーボンフットプリント、水の消費量を大幅に削減する新製品を開発しました」と、グラウンド責任者のStefan Wilhelm氏は述べています。

ワゴ: 緑のレバーのワンタッチコネクタ

「環境への積極的な貢献に大小はありません。」コネクタおよびオートメーション技術のサプライヤーであるワゴは接続端子台221をさらに開発しました。グリーンレンジレバーには、一部に原産地認証されたバイオサーキュラーおよびリサイクルプラスチックを使用しています。これにより化石資源を節約し、プラスチックを循環させることができます。同社はホール13全体で展示しています。

スイス鉄道: InnoTransで初のカーボンニュートラルに関する国レベルのブースを出展

出展企業もまた、InnoTransへの出店の際に気候変動に配慮しています。ホール2.2とホール26に出展しているスイス鉄道はそのパイオニアです。スイスは、InnoTrans 2022にカーボンニュートラル部門に国としてブースを出展し、スイス国内の47社がこの先駆け的なブースに参加しました。しかし、CO2排出量削減のためのイベントであるにもかかわらず、イベントの収支はCO2換算で431tとなってしまいました。スイス鉄道はこのCO2排出量に責任を取るべく、スイスの森林再生を支援し、鉄道の電化が進む重要な輸出市場であるインドの風力発電に投資しました。スイス鉄道は、2024年にも気候変動に配慮した形でInnoTransに参加する予定です。可能な限りCO2排出量を削減し、パートナーであるスイス・クライメートとともに気候保護プロジェクトを支援します。CO2排出量の大部分は、出展者と来場者の移動によるものです。2022年には出展者・来場者の3分の1が電車で移動しました。2024年には、電車移動を増やすため、約60人が乗車できる列車の共同運行での移動が検討されています。

メッセ・ベルリンは持続可能性を推進し続けます

メッセ・ベルリンは、自社と自社イベントのCO2排出量の改善を続けています。このために、体系的な持続可能性管理システムを構築し、持続可能性の経済的・社会的側面だけでなく、生態学的側面もカバーし、グループ全体として持続可能性戦略に取り組んでいます。

モビリティ:環境にやさしい会場アクセス

メッセ・ベルリンでは、InnoTransへのお越しの際にも気候変動に配慮していただくためにDBイベントチケットをご用意いたしました。InnoTransの入場券をお持ちの方は、会期中はABC運賃ゾーンの公共交通機関を無料でご利用いただけます。

来場者は、会場へのアクセスにコネクテッド・モビリティをご利用いただけます。メッセ・ベルリンは「ラスト・ワンマイル」にクロスモーダルモビリティを採用し、会場内の5つのJelbiモビリティステーションには、レンタル自転車・スクーター・キックボードの駐輪スペースを用意しています。これによりSバーンや長距離列車の駅、ベルリン市内中心部まで、排気ガスを出さずに迅速に移動することができます。

エネルギー: ベルリン最大級の太陽光パネルをホールの屋根に建設中

メッセ・ベルリンは、エネルギー消費量とCO₂排出量の削減に向けて、持続可能なエネルギーを追求しています。2024年末までに、26あるホールのうちの20ホールの屋根にベルリン最大の太陽光パネルを設置します。これはドイツ国内でトップ3に入る大規模な太陽光パネルシステムとなり、合計50,000m²に、約20,000枚の太陽光パネルが設置されます。将来的には、メッセ・ベルリンの太陽光パネルで年間約7.3GWhのグリーン電力が発電できるようになります。これは4000世帯の年間消費量に匹敵する発電量です。この電力の約80%をメッセ・ベルリンで消費し、それ以上に発電された電力は、ベルリンの送電網に供給します。 太陽光発電システムは、年間2,900tのCO2排出量を削減します。同時に、メッセ・ベルリンの冷暖房もすべて、気候変動に配慮した持続可能な技術に転換していきます。将来的には、より環境に優しい暖房と、より効率的な冷房により、年間約5,400tのCO2が削減できるだけでなく、運営コストも大幅に削減できます。

廃棄物マネジメント:リデュース、リユース、リサイクル

メッセ会場や会議室では、梱包材やブースの建設資材、食べ残しなど、どうしても廃棄物が出てしまいます。メッセ・ベルリンでは、革新的なソリューション・コンセプトのもと、資材の再利用や再利用可能な資材のリサイクルなど、期間中に発生する廃棄物の量を徐々に減らし、最小限に抑える取り組みを行っています。例えば、メッセ・ベルリンはベルリン上院環境・モビリティ・消費者・気候保護局と協力し、廃棄物ゼロのイニシアチブ「ReUse Berlin」を立ち上げ、ブース建設資材のリサイクルを促進しています。

InnoTrans について

InnoTransは、ベルリンで隔年開催される交通技術の国際見本市です。鉄道技術、鉄道インフラ、公共交通、内装、トンネル建設の5つの部門があります。InnoTransは、メッセ・ベルリンが主催しています。2022年には、56カ国2,771社が出展し、137カ国132,319人が訪れました。屋外の軌道エリア/バス展示場では128両の車両と14台のバスが展示されました。次回のInnoTransは2024年9月24日~27日ベルリン展示場にて開催されます。詳細はwww.innotrans.deをご覧ください。